30歳代からの介護経営マネジメント

部下を持ったら押さえておきたい介護経営知識

しなやかに主張する アサーションコミュニケーション

f:id:keiten_0423:20180422010946j:plain

あの人、自分の意見をしっかり持っているなー、クレバーだなーと思う、素敵な人が周りにいます?自分の意見を率直に伝え、自分も相手も引き分けに持っていけるような話術があれば実践してみたいですよね。

ここで、紹介するのは、アサーションコミュニケーションです。
(アンガーマネジメント 怒らない伝え方 戸田 久美著 かんき出版より引用)

怒らない伝え方10のポイント(しなやかな主張の仕方)
1)何を1番言いたいのかはっきりさせる
2)自分の本当の気持ちを言葉にする
3)相手の人格ではなく、とった行動に注目する
4)注意するときは、何がどう変わってほしいかを具体的に伝える
5)「私はこう考えています」という言い方をする
6)言葉だけでなく、態度にも気をつける
7)相手と対等の関係で伝える
8)怒りはキャッチボールで伝え合う
9)「自分が正しい」という気持ちで話さない
10)相手の怒りに過剰に反応しない

例)
「先ほどの○○の発言は正直、私はかなしく感じました」(主語を自分にして、本当の気持ちを伝える)
「具体的に、□□で、△△のようにしていただけると助かります」(どうしてほしいか具体的な対処法に目を伝える)
「私も、※※のように動きたいと思いますので」(その理由も伝える)

このように、自分の本当の気持ちを伝えます。日本人はこれが苦手な人が多いかもしれませんね。そして、あくまで相手とWin-Winを模索しながら、具体的にしてほしい行動をお願いします。相手を注意する時は、人格否定するのではなく、改善してほしい行動に注目します。

人は、性格は治せませんが、行動は直せます。褒められていくことで、良い行動は定着していきます。上司・部下に関わらずこれは共通です。攻撃し合うのはなく、認め合い、高め合っていく組織風土づくりが求められます。

あと、分からないこと、知らないこと、やったことがないこと、指導を受けたことがないことは、誰だって未熟です。年齢が高いだけで、すべてが万能なわけではないのです。

アサーティブに主張。実践!実践!