30歳代からの介護経営マネジメント

部下を持ったら押さえておきたい介護経営知識

行動力で自分を大きく変える

 

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新年、新年度を向かえると今年こそは新しいことに挑戦しようとは、今年は目標を達成したいと思うのはないしょうか。私もそうです。PDCAサイクルのP、プランですね。いつしかDoをすることも忘れ、チェックすることもできず、次のアクショ

ンや振り返りなんでやりようがない状態に陥ってしまいます。

いわゆる“できる人”は、行動が早い。むしろすでに行動してしまっています。一本切れちゃってるんじゃないかというくらいカッコいい生き方をしていると感じる人の共通項です。

動ける人と動けない人の差は、「行動力」と言っても過言ではないでしょう。

人生を成功に導くうえで、重要だと考えられている能力で鍛錬できるのは「自制心」と「やり抜く力」と言われています。

マシュマロ実験(コロンビア大学 ミシュル教授 1972年)
(学力の経済学 中室牧子著 ディスカバー P.90~P.92から引用)
幼稚園児に「このマシュマロをいつ食べてもいいけれど、大人が部屋に戻ってくるまで我慢できたら、2つ食べれるよ」とだけ伝えて、大人が部屋を退出した実験。

186人のうち約3分の1は15分我慢して、2つのマシュマロを手に入れることができたが、残りの3分の2が我慢できずにマシュマロを食べてしまいました。

その後の彼らの人生を追跡調査したところ、彼らが高校生になった時には、かなりの差が生じていることが判明しました。

「やり抜く力」が高い人は、いずれも状況でも成功する確率が高い。
非常に遠い先にあるゴールに向けて、興味を失わず、努力し続けることができる気質であり、才能とやり抜く力に間には相関関係がない。(ダックスワーク教授 ペンシルバニア大学 2007)

そこで、有名な「7つの習慣」。この本を自分に置き換えて解説した本がある。
(やる気があっても長続きしない人の「行動力)の育て方 安藤美冬著 SBクリエイティブより引用」その中の2つを紹介したいと思う。

第1の習慣 「すべては自分から始まる」
悩んでばかりいないで、まず動いてみる。そうしなければ、何も変わらない。
「頑張ればできそう」そんな小さな目標を設定して確実に実践してみる。

「とりあえず」「一応」「まあ」は、口にしない。

第2の習慣 「人生のゴール地点を決める」
3年後にどうなっていたいか具体的に書きだしてみる
「今やっていることは何のため?」と自分自身に問いかける。すべての行動に意味を持たせる。

何のための行動なのか、行動しなければ何も現状は変えられないというのが分かる。


そして、もう一つ紹介したい言葉があります。105歳で亡くなった聖路加国際病院の名誉院長で、作家でもある日野原重明先生の言葉だ。

「いのちとは君たち一人一人に与えられた時間のことだ。今は自分の時間を自分のために使っていい。でも大人になったら、いつか他人のために時間を使ってください。」


そこで、他人のために使える時間を計算したことがあるだろうか。ちょっとシュミレーションしてみたい。

人生100年 876,000時間として、
0歳から20歳 175,200時間(人生の5分の1)
睡眠時間 192,000時間(人生の3分の1)
70歳から100歳(人生の3分の1)
を引くと、残りは、116,800時間なのである。日数に直して4,767日。年に直して13年と4ヵ月なんです。すでにあなたが、30歳を過ぎているとしたら、もっと少ない。あなたはこの時間をどのように使いますか?

仕事しない上司、安い給料、上がっていかない給料、名ばかりの昇格。こんなものに不平不満をこぼしている時間がもったいないように感じませんか?

今こそ、介護福祉の知識を生かして、伏線的に人生を歩んでみてはいかがでしょうか?それがお金になるなら、言うことなし。ボランティア活動や、お住まいの地域の自治活動、PTA、世界的な貧困地域への慈善団体への寄付、災害ボランティア活動、児童養護施設へのボランティア活動などもいいでしょう。

いや、趣味活動でもいい。何かあなたを必要としているコミュニティーに属していることがとっても大切なんです。

愛せない会社で、仕事一筋の人生なんてあり得ますか?家族も大事、仕事も大事、スキルアップも大事、余暇活動も大事、利他的な活動も大事だと思います。人生100年時代に突入しました。戦後、高度成長期、失われた10年を過ぎ、日本は成熟社会に入ろうとしています。物や情報にあふれた社会に始めから生きています。モノ消費からモノ+コト消費がウケる時代です。

学生時代のように待っていても教えてもらえる年代でもありません。手取り足取り新人教育をしてくれる時間的体力も持っている企業は多くありません。自分から行動し、自分を変えていくしか生き残る選択肢はありません。待ちの姿勢では、年収は上がらないのです。副業解禁が一般的になる時代がすぐ近くにきています。転職がいいとか、副業がいいという話ではなくで、介護業界は年功序列で給料を上げていく体制にないのです。